公開実技試験

東京に着いて、まっすぐ試験会場へ向かいました。
大雨で駅から試験会場までの15分で傘を差していたにもかかわらず
びしょびしょになってしまいました。


この日の公開実技試験はピアノ専攻の11人の演奏があり、
私は午後の4人の演奏を聴けました。
ラフマニノフショパンシューマンショパン
上手い!のは言うまでもありませんが、
それぞれの個性がみえる演奏でした。
楽しく音が踊っていたり
流れるような淡々とした演奏だったり
指が鍵盤に吸いつくような粘りのある演奏だったり
自分の世界に陶酔しているような感情がこもった演奏だったり、
音楽の素人には、そんな演奏に聴こえました。


印象的だったのは客席で聴いている
演奏者のお母様が手を握り締めて
祈るように子供の演奏を聴いている姿でした。