プリンセス・ミチコ

プリンセス・ミチコ2005-08-30

画像はわが家の二代目プリンセス・ミチコ。
半八重のヒラヒラとしたオレンジ色の花びらとかすかな香り。
皇太子妃時代の美智子様に捧げられた上品なバラ。
ゆるやかなウェーブの花びらは美智子様のケープを連想させる。
さて、今日はわが家の初代ミチコの話しでも・・・
新築し、庭を造り、初めて4本のバラを購入した。二本を地植え、二本を鉢植え。ミチコは鉢植えにした。
フロリバンダのミチコは次々に花を咲かせ、手もかからずバラを育てる楽しさを教えてくれた。
同じ頃、雑種の捨て犬、桃(ピーチ姫から命名)が子犬でわが家の一員になった。
どんな親犬から生まれたのか知りもせず・・・
半年も経つと、大きなまるで狩猟犬のように立派に育ち、そのころ、幼稚園に通っていた長男を乗せたそりを引いて、雪道を走り回るという特技までみせてくれた。
新築の家は屋根が急勾配で、雪が降ると勢いよく落雪するので、桃とバラの鉢は必然的に雪が落ちない場所でくらしていた(?)
ある日、桃はミチコのとげのある太い枝をガムでも噛むかのようにむしゃむしゃと噛んでいた。
春になり、ミチコから新芽がでることはなく、桃は郊外の敷地の広いお宅にもらわれていった。ーおわりー

画像 プリンセス・ミチコ