高校時代の想い出

昨日偶然、高校1年の時、同級生だった友人とばったり映画館の前で会いました。お互い3人の子持ちですが、彼女は中3の娘を一人連れて、私は中3の娘と小5の息子を連れていました。受験で忙しくなる前に「ハリー・ポッター」を観せようという親心はどこの家庭もおなじようです。


高校1年生の時のことです。
授業中、才色兼備なAちゃん(映画館で会った友人)からメモ書きの手紙を受け取りました。
好きな男子は誰?イニシャルを教えて?というものでした。
当時、わたしが好きだったのは同じクラスのサッカー部のH君でした。
彼女が好きだったのは、私と同じ山岳部のクラスのH君でした。
「H」と、お互いに書いた紙をみて、彼女はあせったようです。私も山岳部のH君を好きだと思ったらしく、フルネームで教えて欲しいと、メモの手紙が再びきました。
HはHでも別な名前をお互い見て安心したものです。
Aちゃんと山岳部のH君は私の橋渡しもあり、つき合うようになり、別々な大学へ行っても遠距離恋愛を続け、ついには結婚して3人の子持ちとなりました。そんな懐かしいAちゃんに出会ったわけです。もうすぐ6回目のH君の命日に今年もまた花を届けようと思っていたところでした。
山岳部時代に山を縦走するとき、装備のリュックが重くて、いつも辛い山行でした。
人生も山登りと同じで、時には重い荷物を背負って山をのぼり、谷を越えなくてはなりません。
彼女の装備が重すぎないか心配ですが、私がかわりに背負ってはあげられません。
でも、山行で辛いとき、みんなで声をかけ励ましあったように、
私も彼女を励まし、花を贈り続けようとおもっています。